滋賀県動物保護管理協会の概要
当協会は、昭和59年、滋賀県と当時の県内7市43町村および滋賀県獣医師会が出捐者となり誕生しました。そして、公益法人制度の改正に伴い、平成25年に一般財団法人滋賀県動物保護管理協会となりました。
当協会の設立当初は野犬による咬傷事故、動物の遺棄がまだ多く、動物による人の被害をなくすための捕獲・収容など県から受託した管理業務が事業の中心でした。
昭和63年からは動物フェスティバルを開催し、動物愛護思想の普及や適正飼養の啓発にも力を注いできました。
近年は愛玩動物、伴侶動物などの言葉が使われるように、ペットを家族の一員と考える人が増え、愛護意識も向上してきました。また多くの人の努力により、殺処分される犬や猫の数も減少してきました。これにより当協会の事業内容も譲渡事業や飼育相談など管理業務中心から愛護事業へと拡大することができました。
人と動物の関係は複雑多岐に渡っており、色々な考えを持った人々がいます。当協会はこれからも人と動物が共生できる豊かな社会を目指し、努力し続けて参りたいと考えています。
一般財団法人滋賀県動物保護管理協会
理事長 石田 龍一
1:設立・沿革
昭和59年 | 滋賀県、7市、43町村および社団法人滋賀県獣医師会により財団法人滋賀県動物保護管理協会を設立 滋賀県から動物管理業務を受託 |
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昭和63年 | 動物愛護週間行事として「動物フェスティバル」を開催(平成21年度まで補助事業として開催) |
平成6年 | 滋賀県動物の保護および管理に関する条例(犬取締条例の廃止)の制定 |
平成7年 | 賛助会員制度の創設 動物愛護の普及啓発事業を拡大 |
平成12年 | 「動物の保護及び管理に関する法律」が「動物の愛護及び管理に関する法律」に改正 |
平成17年 | 動物の愛護及び管理に関する法律の一部改正 |
平成21年 | 大津市の中核市移行にともない、動物管理業務の一部を大津市から受託 |
平成23年 | 「動物愛護のつどい」を開催 |
平成25年 | 公益法人制度の改正に伴い、一般財団法人滋賀県動物保護管理協会となる 公益社団法人滋賀県獣医師会と一般財団法人滋賀県動物保護管理協会が共催で「しが動物フェスティバル」を開催 |
2:目的
動物の愛護・保護及び適正な飼養についての県民の理解と関心を深めるとともに、滋賀県内の動物管理に関する施策に協力し、もって人と動物の共存する豊かな環境づくりに寄与することを目的とする。
3:事業
(1)動物の愛護および動物の正しい飼養管理の指導・相談及び普及啓発に関する事業
(2)犬および猫の回収・収容、捕獲、引き取り保護および迷惑苦情処理に関する事業
(3)人畜共通感染症の知識の普及に関する事業
(4)飼養動物の調査および研究に関する事業
(5)その他、この法人の目的を達成するために必要な事業
4:組織
役員の構成
評議員7名・理事9名・監事2名
職員の構成
職員7名、非常勤職員3名